結婚はあきらめ養子を迎えたら、「お義母様大好き」と溺愛されています
「いや、すまん、リーリア、何を言っても言い訳にしか聞こえないと思うが……俺は……」
言い訳?
やっぱり、理由があったのね。
再びルイードの手が私を引き寄せ広い胸に押し付けた。
ぶふっと、鼻がルイードの胸に潰される。
……抱擁……というより羽交い絞めだわ!
「リーリア……はじめて会った時から、お前のことが好きだ……」
え?
■
私のことが好き?
好きなのに、ブスとか酷い言葉を投げかけ……。
ん?待てよ。
ルイードは、兄である陛下に対しても、ずけずけと物を言いますわね?
陛下も、ルイードには「お前は馬鹿だ」と何度も言っているのを聞きました。
……そうか。家族ならではの遠慮のなさ。
ルイードのお母様、皇后さまは母を亡くした私を娘のようにかわいがってくださった。
ってことは……。
「兄……」
ルイードは、会った時から私のお兄さんになったつもりで接してくれてたってこと?
そうよ。
ハンナも言っていたわ。
毎日毎日兄弟げんかばかりしてると。だけれど、本当は仲がいいと。喧嘩するほど仲がいいとはよく言ったものね……と。
言ってた!
「兄さんになるつもりだったのね!」
だから、私を鍛えるために……。
私の言葉に、ルイードの腕がぎゅっとしまった。
あうっ、絞殺される、ちょ、ギブ、ギブっ。
「弟としてふさわしいかどうか見極めてやる」
は?
やっぱり、私は、妹扱いじゃなく、弟扱い!
「っていうか、リーリア、俺と結婚すれば、弟なんて必要ないんだぞ」
は?
弟じゃなく嫁に格上げしてやるとでも?
って、こんなことしてる場合じゃないわ!
抱きしめられる側じゃなくて、抱きしめる側になるんだもんっ!
アルバートが屋敷に入ってきちゃう!
「ルイード、もう帰って頂戴!私は忙しいの!領地の視察から帰ったばかり。それは分かってるわよね?持ち帰った話を伝えなければならないし、午前中にできなかった書類整理もしなくちゃならない」
「手伝うよ?」
「けっこうです。早く帰ってください」
ルイードの腕から逃れ、ぐいぐいと背中を押す。
「まぁいい。リーリア、俺の気持ちは伝えたぞ。考えておいてほしい……」
ぐいぐい。ぐいぐい。
「セバス、王弟殿下がお帰りですわ。お見送りを」
「かしこまりました」
ほれ、さっさと帰れ帰れ。
ルイードがくくくと笑う。
言い訳?
やっぱり、理由があったのね。
再びルイードの手が私を引き寄せ広い胸に押し付けた。
ぶふっと、鼻がルイードの胸に潰される。
……抱擁……というより羽交い絞めだわ!
「リーリア……はじめて会った時から、お前のことが好きだ……」
え?
■
私のことが好き?
好きなのに、ブスとか酷い言葉を投げかけ……。
ん?待てよ。
ルイードは、兄である陛下に対しても、ずけずけと物を言いますわね?
陛下も、ルイードには「お前は馬鹿だ」と何度も言っているのを聞きました。
……そうか。家族ならではの遠慮のなさ。
ルイードのお母様、皇后さまは母を亡くした私を娘のようにかわいがってくださった。
ってことは……。
「兄……」
ルイードは、会った時から私のお兄さんになったつもりで接してくれてたってこと?
そうよ。
ハンナも言っていたわ。
毎日毎日兄弟げんかばかりしてると。だけれど、本当は仲がいいと。喧嘩するほど仲がいいとはよく言ったものね……と。
言ってた!
「兄さんになるつもりだったのね!」
だから、私を鍛えるために……。
私の言葉に、ルイードの腕がぎゅっとしまった。
あうっ、絞殺される、ちょ、ギブ、ギブっ。
「弟としてふさわしいかどうか見極めてやる」
は?
やっぱり、私は、妹扱いじゃなく、弟扱い!
「っていうか、リーリア、俺と結婚すれば、弟なんて必要ないんだぞ」
は?
弟じゃなく嫁に格上げしてやるとでも?
って、こんなことしてる場合じゃないわ!
抱きしめられる側じゃなくて、抱きしめる側になるんだもんっ!
アルバートが屋敷に入ってきちゃう!
「ルイード、もう帰って頂戴!私は忙しいの!領地の視察から帰ったばかり。それは分かってるわよね?持ち帰った話を伝えなければならないし、午前中にできなかった書類整理もしなくちゃならない」
「手伝うよ?」
「けっこうです。早く帰ってください」
ルイードの腕から逃れ、ぐいぐいと背中を押す。
「まぁいい。リーリア、俺の気持ちは伝えたぞ。考えておいてほしい……」
ぐいぐい。ぐいぐい。
「セバス、王弟殿下がお帰りですわ。お見送りを」
「かしこまりました」
ほれ、さっさと帰れ帰れ。
ルイードがくくくと笑う。