テンキアメ〜ハレ同時刻アメ〜
ガチャン

「ただいまぁ」
誰もいないリビングに1人呟く。お母さんは私が小さい頃に病気でなくなってしまった。そのため今はお父さんと2人暮し。お母さんがまだ生きていた頃はとても優しいお父さんだったが、お母さんが亡くなったこともあってだろう。お父さんは夜遅くに帰るようになり、帰る前も酒を飲んだのにも関わらず、家でもテーブルに缶やら瓶やらを散らし毎日酒を飲み続けている。分かってる。お父さんだって辛いんだって。仕事のストレス、お母さんが亡くなったことへのショック。そのせいでとうとう私には暴力をふるようになった。毎日毎日殴られ、蹴られ、罵られ。身体中には大きなアザから切り傷などが日に日に増えていく。学校の友達に怪我のことを聞かれたらテキトーに「ただ転んだだけだよ。」と誤魔化している。怪我を制服で隠しきれない時は夏でも厚手のカーディガンや、ロングタイツを身につける。
ほんと、真面目に今を生きてる私って。馬鹿らし。
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