片桐くんの愛は意外にも一途でした
「女の子は支度に時間がかかるから、俺より遅いと思ってたんだけど予想が外れちゃった」


「片、桐く……っ」


「待たせちゃった?」


「さっき来たばかりだよ。
そ、それよりも、その……」


「後ろから抱きしめられるのは初めて?」


男の子に免疫がないし、年齢=交際歴無しの私が抱きしめられることに慣れてるわけないし!


私が誰かと付き合ったことがないのは片桐くんは知ってるはず……だよね?


それに、まわりに人だってたくさんいるのに……。
こんなの恥ずかしすぎる!


「普段の制服も似合ってるけど、今日のは一段と可愛いね」


「あ、ありがとう」


会って数分しか経ってないのに、すぐに女の子の服装を褒めるとこ相変わらず女の子慣れしてるなぁ。


「このリボンを外したら、可愛くてえっちな下着が見れたりするのかなぁ?」


「なっ!」


そう言うと同時に私の服のリボンに手をかける。


「ちょ……まだダメっ!」


「ごめんごめん。でも、まだってことは2人きりならしてもいいってこと?」


「そういう意味じゃない」


小さい頃はこんなことする人じゃなかったのに。

まわりの目もあるのに心臓にわるすぎ。


そういえば神楽が前に「男はオオカミ」だって言ってたけど、これがもしかしてそうなの?
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