片桐くんの愛は意外にも一途でした
「俺はビキニでも全然良かったんだけど。でも、雨音にはそういうのが似合う。かわいいね。俺の期待してた通り」


「あ、ありがと」


「それでビキニは露出は高いって誰がいったの?」


「え?」


「友達が少ない雨音が誰かとプールに行く予定をたてるとは思えないから。そうなると誰か違う人からいわれたのかなって」


「うっ」


鋭い……。

片桐くんのいうことが正しすぎて、ぐぅの音もでない。


「言っても怒らない?」


「いわれて怒られるような相手ってなに?」


「か、神楽に言われたの。露出が高いビキニはだめだって」


「神楽くん、ね。へぇー」


「……」


声のトーンが下がった気がした。

怒らないって言ってたけど。さっきより不機嫌?


「神楽くんって意外とむっつりなんだね。それに独占欲強そう。束縛激しい相手と付き合うのは大変じゃない?」


「神楽は親友だからそういうのじゃ……。それに好きな人になら束縛されても嬉しいよ。た、たぶん」


束縛されたことないからわかんないけど。
お互いに好きなら問題ないって意味で。

そりゃあ独占欲の度にもよるけれど。さすがに家から出さないとか俗にいうヤンデレはちょっと苦手。
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