【完結】午前2時の殺人事件





「みんなに、カップ麺選んでもらおっか」

「そうだね」

「俺、みんなに聞いてくるわ」




大谷瞬がカップ麺の山を持ってまたリビングへと戻っていった。

その姿を見届けた後、島本翠は奥にある棚から、紙コップを人数分取り出した。

大河内すみれは、割り箸を探し出して人数分取り出した。





「ねー、さっき言ってた集団自殺って、アレほんとかな?」

「だってそう書いてあったし、ほんとなんじゃないの? ていうか、謎を解くって何?あたしたちが謎を解くって、おかしくない?探偵じゃあるまいし、素人になんて無理じゃない?」

「それは、そうだけど……」

「あたしたちがここに集められたのには、きっと何か理由があるはず。 でも共通点が見つからないと、それが分からない。理由が何にしろ、あたしたちがここに来た理由は、他になにかあるんじゃない?」

「……そうなのかな」

「とりあえず、謎を解かないといけないのよね?」



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