青空が君を笑顔にするまで
指定された日はクリスマスで、場所は高級レストランだった。
ゆっくりとしたテンポのクラシックの音楽が流れる中。
コースのフランス料理の食事が終わった後。
滝野先生が身なりを整えて急に真面目な顔をした。
「僕が必ず一生幸せにするから。僕と結婚してください」
「もし、結婚をした後も幼稚園の先生を続けてもいいのなら、よろしくお願いします」
「もちろんです。僕もそのつもりだから」
滝野先生とは気持ちも会話も良く合い、この人だったら私は大丈夫だろう思った。
人生で初めてのプロポーズ、凄く嬉しかった。