青空が君を笑顔にするまで

そして、最後の検査は摘出した卵巣の病理組織検査で病名が確定する。


私はまた重い足取りで自宅に戻り。


荷物を置いた後、私は目を開けたまま暫く夕方までソファーで横になった。


午後7時。


玄関のドアが開く音がした。


「ただいま」と仁が仕事から帰って来た声。


ソファーから体をお越し、足取りが重くなる私。


何から話し始めればいい。


言葉を選び始める私。


仁に悲しい思いをさせないように……。


「仁、おかえり」


仁の顔を見た瞬間、抑えていた感情が爆発してしまいそうで。


話し出す前に泣き始める私。


どうした?と言わんばかりの顔の仁。


「…………………」


──仁、私、話さなきゃね。


仁、心の準備をしてね。


私は今から仁が聞きたくない話をするかもしれない。


「ん、どうした?」


震える肩の私を仁はそっと抱きしめてくれた。

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