青空が君を笑顔にするまで
人に傷つけられるのも恐いけれど。
逆に無意識の内に自分が人を傷つけてしまっていることがあるんじゃないだろうかと。
ふと考えてしまうことが良くある。
俺は臆病者なんだろうか。
夕暮れ時、自宅の自分の部屋で悶々と悩み始める仁。
この狸のストラップを買ったのは良いけれど。
もし、渡しても喜んでくれなかったらどうしよう。
どのタイミングで渡せばいいんだろうかと……。
いろいろ考えると段々と気持ちの整理がつかなくなってきた。
──どうして、こんなに悩むんだろう。
……ただ渡すだけなのに。
花井 ハルに渡すはずのお土産をそっと机の中にしまう。