恋愛イデアル続編
星雲級
[星雲級]

イデアルは星々を眺める。
月影に雨滴。

「この街の産業集積を調べねばならない」とイデアル。
長月遥は眉をひそめる。

「賛同できませんな」
「なぜ」
「我々がテラナーだからです」

星雲級が動きをみせていた。星の軌道のなかに。
想像するのは最低限の予算で済むものだ。

ゆえに想像することは、我々の思考を作り出し、そして想像が我々の考え方を制約する。

星雲級戦闘艦の話を聴いていた。
ぽつぽつ、と昔はなし。さ、小説でも読もう。
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