君は無垢なフリをして​───本当は野獣。

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――「ねぇねぇ!2年の男女と神弥くん、別れたんだって!」


「やっぱりー?!じゃないと神弥くん、二股じゃんねー!」


「けど、樋口だっけ?あの女、何者?確かつい最近編入してきた所でしょ?!」


………すいません。


その2年の男女は、あなたたちが居なくならないとトイレから出れないんですが…



「でもさー。今の神弥くん、王子じゃないよね。」


「あー、分かる。男女と付き合ってた時の方が、王子だった気がする。」


「何て言うかさぁ、最初の方の王子っぽい雰囲気が減って、何か可愛くなってて逆に良かったよね。」



……神弥ってば、猫被り王子じゃなくなってたんだ。

ファンの子たちに何されるんだろう、なんて思ってたけど。


それは拓海たちのお陰で皆無だし。



「男女にまた、頑張って欲しいよね。今の神弥くん、全然楽しそうじゃないし。」



私たち…


いつの間にか受け入れられてたんだ。
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