君は無垢なフリをして───本当は野獣。
―――――――――――
―――――――――
―――――――
――「ねぇねぇ!2年の男女と神弥くん、別れたんだって!」
「やっぱりー?!じゃないと神弥くん、二股じゃんねー!」
「けど、樋口だっけ?あの女、何者?確かつい最近編入してきた所でしょ?!」
………すいません。
その2年の男女は、あなたたちが居なくならないとトイレから出れないんですが…
「でもさー。今の神弥くん、王子じゃないよね。」
「あー、分かる。男女と付き合ってた時の方が、王子だった気がする。」
「何て言うかさぁ、最初の方の王子っぽい雰囲気が減って、何か可愛くなってて逆に良かったよね。」
……神弥ってば、猫被り王子じゃなくなってたんだ。
ファンの子たちに何されるんだろう、なんて思ってたけど。
それは拓海たちのお陰で皆無だし。
「男女にまた、頑張って欲しいよね。今の神弥くん、全然楽しそうじゃないし。」
私たち…
いつの間にか受け入れられてたんだ。