君は無垢なフリをして​───本当は野獣。
私が神弥の部屋から出て1週間。


帝ちゃんは常に神弥の隣に居て。


やっぱり帝ちゃんは遠藤さんなのか、という考えに到達する。


大学内では、神弥と帝ちゃんの話ばかりが流れてる。


「トイレ長かったねぇ、花菜ちゃん。」


「出るに出られない状況だったのよ。」



食堂の前で待っていた綾香と共に、食堂に入る。



「八神 架琉の調子は?」


「元通りになったよーぅ。でも本格的にデビューするから、学校辞めるかもって。」


「そか。」



八神 架琉も3年間、遠藤さんへの罪に苛まれて苦しんでた。


でも、今は前を向こうとしてる。



「許してもらえるかは分からないけど、辞めるまでに必ず…帝ちゃんに謝りに行くって。」


それは多分、八神 架琉にとって大きな覚悟で。


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