たばこに隠された想い Ⅰ




駐輪場につき、嵐にヘルメットを受け取って、バイクに跨る


「おし、帰んぞ」



もう帰るのか...早いなぁ


楽しい時間はあっという間だ


「...なんか帰りたくないな」


ぎゅ、と嵐の背中に抱きついたまま、ぽつりと呟いた


嵐には私の声が届いていなかったのか、そのまま何も答えずバイクを走らす




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