居酒屋ーーーキスをあげよう―――

桜井菜月は百田冴子が、唯一の友達であり、彼女は何時までも、友達が増えない事に、不満を覚えていた。百田冴子は従業員で、彼女は―――同じ年で、菜月はずっと一緒に働くつもりでいた。百田冴子は桜井菜月と仲が良く、2人は一緒に働く事に、違和感を持たなかった。彼女は大学生の時の友達で、唯一の友達であった。百田冴子は今、居酒屋の仕事に就くと、2人は一緒に頑張って、働きたい―――菜月はそう思っていた。一緒にいると、まるで空気のような存在であり、友達になったのは、大学一年生の時で、同期だった。同じ学科で、同じ学部で、良い友達だった。
彼女はずっと一緒に昼間も、お弁当を食べたり、勉強を教えっ子していた。そんな中、彼女は今でも、同じ職場になるとは、思っていた。だから、2人は居酒屋の仕事が好きになり、とても居酒屋『――キスをあげよう―――』と言う、居酒屋さんに、フラフラッと出向いてしまった――――。
其処の酒屋は、カニ料理を食べるようになった。カニ料理はとても美味しく、『―――お酒・・・持ってこぉい・・・』と叫んでいた。
居酒屋のカニ料理も御勧めで、炊き込みご飯だとか、カニおにぎりだとか、山芋を炒めるものもあり、彼女は一所懸命に頑張っており、ユッケも美味しい。
チーズとマヨネーズを混ぜたソースがあり、彼女はポテトフライに丁度良い、そう思った―――。
更に、マイタケご飯もあり、少し高いが、食べてくれる人が、沢山いる―――。
―――ようこそ・・・
私達の・・・店に―――
いらっしゃいませーーー
ご注文は？―――