居酒屋ーーーキスをあげよう―――

第五章-――結婚式-――

今、彼女は結婚式を執り行っており、真っ白なドレスを着ていた。結婚式のパーティーがあり、仲人として、友達の百田冴子と、水野梨乃と、ジェニーと、マリンが居た。彼女達は綺麗なドレスを着ている事に、羨ましくなり、とても綺麗だった。相手は―――勿論、泉陽介とやらだった。泉陽介と一緒にいたい、そう思っていた。結婚式の披露宴パーティーに、挨拶をしてくれる事になる。
父と母が亡くなってから、彼女は合コンで知り合ったと、母親には言っていた。まさか、死んでしまうとは―――。此処の居酒屋はナンバーワンの御店であり、彼女は両親の事を思い出した。
高校生と大学生の時、自分は―――菜月は、とある会社に行こうと、思っていた―――。だけど、落とされたし、自分には、向いてない。そう思ってしまった。
『―――貴方達・・・私・・・此処で働きたい・・・』
そう豪語した事を、思いだした。彼女はずっと此処の店で、働く事になり、とても楽しい人生だ。
今までの人生が変わり、性格も明るくなった。泉陽介と結婚する事は、とても面白い事だ―――。
菜月のドレス姿は、泉陽介にみせると、彼は吃驚したように、目をパチパチさせていた。大好きだから、結婚するし、愛し合い、家族を大事にする。


『―――貴方・・・私を裏切らないでね?』

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