ねえ、私を見て
「先日も夫と話していたんですけど、今度子供を作ろうと思っているんです。あなたと真剣にお付き合いしていたら、そんな話にはならないですよね。」

「ふふふ。それ、私がご主人に申し上げたんです。」

「はあ?」

勘違いも甚だしい。

だんだん、この女が何を考えているか、分からなくなった。

「今度私達、結婚しようって言っているんです。」

「結婚!?」

「旦那さんを私が頂いたら、奥様は一人になるでしょう?だから子供でも作ってあげれば?と、ご主人に進言したんです。」

あまりにもバカバカしくて、何の言葉も返せなかった。

「とにかく、お子さんができるまでは、奥様に要一さんを預けておきますから、その後の事は宜しくお願い致します。」

そう言うと堀川さんは、立ち上がって家を出て行ってしまった。
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