悪い優等生くんと、絶対秘密のお付き合い。
えっへんと仁王立ちのすずちゃんは、
妹ちゃんと弟くんがいるから、めちゃくちゃしっかり者。
見た目ギャルっぽいから、ギャップがすごい。
「今日はありがと!
今度お礼させて」
「べつに気にしなくて大丈夫だよ?」
「あたしがしたいからいーの!
じゃ、またあしたね!」
「うん!気をつけて」
姿が見えなくなってすぐ。
「……はぁ」
つ、つらい……。
つらすぎる。
思わずため息をついてしまった。
大好きなすずちゃんに隠しごとしてるのが結構精神的にくる。
中学の時から今までずっとしてこなかった分、それは尚更で。
今度話してみようかな。
漣くんに聞いてみて、だけど……
誰もいない教室を出て、玄関に向かう。
漣くんが帰ってからそんなに時間経ってないし、ゆっくり東屋に向かおう。
帰り際もそうだし、今日は何度も目が合ってなんだか落ちつけなかったし……
結局校内でも普通に会話しちゃったし。
にしても漣くん、
どうしてあんなにこっち見てたんだろう……?