キス×キス2〜引き離された二つの思い〜
分かればいぃんだよ、
分かれば。
ウチは、フッと笑って獲物を狙う目と強く握られた拳を体のどこかにしまった。
再び、バイト用の雑誌を目に入れると、
「あぁ…ダメだ、いぃところが見つからねぇ」
雑誌を棚に戻して頭をワシャワシャとかく。
一日でも早く、
翔夜の元に行きたいのに。
「遼ぁ、なんかいぃバイトねぇか?」
「んーっ…例えば?」
「楽で、センコーに見つからなくて、金が一気に儲かるとこ!!!!」
「んー……楽で、学校に見つからない、金が一気に儲かるとこ……ねぇ…
てか、それ注文多過ぎだろ!!!!」
「知るか!!!
とりあえず、一日でも早くイタリアに行きたいんだよ!!!!」
「たく、注文の多いワガママなお姫様だ」
「なぁーんか言ったか?」
最後辺りが全く聞こえなかったから、またまた目を輝かせながら遼に聞くと
必死に別に!!?と言った。
嘘だと分かっていたけど、これ以上は触れないどく。
「捺夜!!!!いぃとこあった!!!!」
「マジ!!?どこだよっ」
そこは………。