私は、この人の妻?

···呼び出し


携帯に着信が
「海斗、電話だよ。」
と、陸人に言われた。

落合····と表示されていた
「はい。」
「だいぶん、元に戻ったようだね。」
「はい。おばあ様の葬儀等では
何から何までお世話になりました。」
「あんたのためじゃない。
佳寿の為にしたことだ。」
「それでも·····」
「それは、もう良い。
会社は、まだ休んでいるのかい?」
「はい。」
「それなら、家に直ぐにきてくれ
来るときに印鑑を持ってきてくれ。
わかったかい?」
「はい、わかりました。」
と、言って電話を切った。

陸人から
「なに?」
と、言われて
「おばあ様の親友の落合さんからで
直ぐに来るように言われた。
俺の印鑑あったかな?」
「海斗の?」
「うん。」
「あるよ。佐山でしょ?」
「よかった。印鑑持ってこいと
言われた。」
「運転するのは、まだ止めた方が良いよ
タクシーで行きな。」
と、陸人に言われて
タクシーに乗り落合のおばあ様の
家に来た。

中に入るように言われて
上がると·····

落合のお義父さん、お義母さんもいた。
俺は、何か大事なものを······
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