私は、この人の妻?

···ぬいぐるみ


店舗の掃除を美穂先生と
美穂先生のお母さんと
私でやった。

家の中の鍵とか棚とかは
美穂先生のお父さんが見てまわり
作ってくれた。

ネットも開設した。

穂乃華の名前をさけて
架空の名前を使う。
一人で作成するし
亜希寿がいるから
ぼちぼちやる。

佳寿ちゃんがいるときに
作っていたものも
おばあ様が美穂先生に
送ってくれていたから
それも使う。

失敗の心配はなく
ワクワク、ドキドキしていた。

ネットを先に動かす。
納品までに時間はかかるが。

美穂先生が帰ってからは、
美穂先生のお父さんとお母さんが
代わる代わる、顔を見せてくれて
亜希寿と遊んでくれたり
家の補強をしてくれた。

本当に感謝しても
しきれない。

ネットは、思わぬ反響で
注文が殺到した。

ひとつずつ
手作りだから同じ物はなく
プレゼント用や出産祝い
自分への贈り物と
様々で、本当にありがたい。

ラッピングも
内容にあわせて丁寧にした。

亜希寿が、風邪をひいたり
すると、美穂先生のご両親が
駆けつけてきてくれた。
特に亜希寿は、美穂先生のお父さんに
懐いていて、お父さんも嬉しいそうに
していた。

皆に助けられながら
亜希寿も一歳となった。
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