私は、この人の妻?

···可愛い息子


私の横には
可愛い息子・亜希寿(あきと)がいる。

どうしても
佳寿ちゃんの名前をいれたかった。

亜希寿は、それは、綺麗な顔をしていた。
さすがに父親に似たかな····
と、思うが。

亜希寿が生まれて翌日に
美穂先生が会いに来てくれた。

美穂先生は、
「可愛くてたまらない。」と、大絶賛。

美穂先生のご両親も
本当の孫の様に可愛がってくれた。

私は、美穂先生に今後の話をした。

いつまでも美穂先生の
ご両親の所にいることは
出来ないからと·····

すると美穂先生から
「ぬいぐるみを作って売ったら。」
と、言われた。
「穂乃華のぬいぐるみは、
温かくて癒されるから
直ぐに売れるよ。」って。

美穂先生のご両親が
空き店舗を持っているとの事で
そこはどうかとなり
見に行く事にした。

もちろん退院してから
美穂先生のお母さんに
「産後は、大事なんだよ。」
と、叱られて。

美穂先生や美穂先生のご両親には、
すごく助けてもらって
申し訳ないやら嬉しいやら。

亜希寿が生まれて一月後に
場所を見に行った。

平屋だが店の奥に部屋が二つ
キッチン、トイレ、お風呂場があり
前に使っていたかたが
綺麗に使っていたらしく
直ぐにでも使えそうだった。

後半年は、先生の実家で
ゆっくりさせて貰い
少しずつ作品も作っていく。

お店の名前は、佳寿ちゃんの教室の
名前を少し貰い
❬ Warm ❭
日本語で、わーむとする。


美穂先生がおばあ様に
預かっていた品物を
送ってくれた。

それは、佳寿ちゃんが買ってくれた
赤ちゃんの物と
佳寿ちゃんと私の写真だった。

住んでいるところも教えていない。
両親も心配していると思うが、
まだ連絡出来ずにいた。

海斗さんへの気持ちは
不思議と、もうないのだが····
騙されていたことが
私を脅かしていた。

あの男性との姿をみたからなのかは、
わからない·······

二人が温かな雰囲気を
作っていたからなのか·····

私には、出来なかっ···た····?·····と····
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