私は、この人の妻?
13話

···引っ越し


福井からの引っ越しも終わった。

美穂先生のご両親との
別れは、辛いものがあったが
「「必ず、遊びに来るんだよ。」」
と、言って頂いて
「はい、必ず。」
と、涙を拭きながら答えた。

トラックが出発して
私は、雪哉さんの車に
亜希寿と乗った。

ここのところ
雪哉さんを休ませていることに
申し訳ない気持ちになり
伝えると
「俺の会社は、俺がいなくても
製品はできるけど。
穂乃華は、穂乃華が作らないと
お客様が待っているよね。
俺の方が謝らないとって
思っていたんだ。」
と、言われて
本当にこの人は、
私を良く見ていてくれて、
優しい言葉をくれる。
「ううん。
そうな風に思っていてくれたの?
こちらこそありがとう。」
と、言うと
「思っているよ
だって俺は、穂乃華の一番のファン
なんだから。」
と、言ってくれる雪哉さんに
「ありがとう。
私は、会社おもいで
優しい雪哉さんのファンだよ。」
と、返すと嬉しそうな顔をしているのが
バックミラーから見れた。

私達は、お互いを好きだと
言っているようで二人で照れて
それが可笑しくて笑ってしまった。

私達は、先に雪哉さんの
マンションに着いた。
業者の荷物は明日になる。

雪哉さんの部屋につくと
雪哉さんは、亜希寿を連れて
お風呂に入った。

私はおばあ様と両親に東京に
着いたこと
美穂先生と美穂先生のご両親に
東京についたことを連絡した。

片付けは明日にして
今日はピザをとることにすると
亜希寿は、ピザを知らないのに
一人で喜んでいた。
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