旦那様、離婚はいつにしましょうか~御曹司と清く正しい契約結婚~
「だから七瀬にお願いしている。俺は七瀬を評価してるし、一緒にいても違和感はない。契約してもらえると助かる」


 仕事では百戦錬磨の相馬さんが、私に頭を下げているのが不思議すぎる。


「あの……。今日はどうしてお見合いを? 別にこんな時間を設けなくても、どこかのレストランにでも呼び出して話せばよかったのでは?」


 格式ばったお見合いの形式をとったのはどうしてだろう。


「それは……。そんな軽く話しても、七瀬は本気だと思わないだろう?」
「まあ、たしかに」


 ここまでするのだから、彼はいたって真剣だとは感じる。


「それに、両親に友人のすすめでお見合いをしてくると話してある」
「え!」


 驚きすぎて目玉が転げ落ちそうになっているのに、彼は平然とした顔で続ける。


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