再会は魔法のような時を刻む~イケメンドクターの溺愛診察~
鈴木さんは私の先輩で、花選びに関してとてもセンスのある人だ。


信頼もおけるし、素敵な男性。


店長もイチオシの人材だ。


『すみません…交代したのは、やっぱり…僕のせいで…』


そうだよね、そうなるよね。


ごめん、賢人君。


違うんだ…


もちろん、完全じゃないっていうのは本当だけど、私、小川総合病院に行くのがまだ怖いから。


『お願い、賢人君。それだけは、もう気にしないで。本当に…私のわがままなの。賢人君は優しいから気にしちゃうかも知れないけど…お願い』


少し、冷たい言い方になってしまったよね。


ごめん、許してね…


『…わかりました。本当に…すみません。じゃあ、病院は…今日から鈴木さんと行きますね。あの…愛莉さん。昼休みなんですけど、良かったら、僕にちょっと時間もらえませんか?久しぶりに、一緒にご飯して欲しいです』
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