再会は魔法のような時を刻む~イケメンドクターの溺愛診察~
『…瑞』


『愛莉…好きだよ、愛してる』


『…私も…瑞が…好き…』


『愛莉…』


『ごめんね…今まで、ずっと想ってくれてたのに、私がハッキリしなくて…でも、ちゃんとわかった。私、瑞が好き、大好きだよ』


私の言葉に、微笑みながらも、瑞の瞳には涙が溢れてた。


そして…


次の瞬間、私の唇に、温かな感触が宿った。


両手で頬を触りながら、その行為はどんどん激しさを増していく。


私、もう自分に自信がないとか、マイナスなことは言わない。


ただ、瑞に全てをゆだねようと…


そう思った。


キスをした後、私達は…


瑞の部屋に入った。


玄関には、脱ぎ捨てた靴が散らばったままで…


2人きり、誰もいないその部屋で、瑞は私の首の辺りから下に向かって、ゆっくりと指を滑らせた。


『大丈夫、力抜いて…』


瑞の言葉通りに、硬直した体の力を抜いたら…


何だか、少しだけ、自分の殻が破れたような気がした。


なんとも言えない開放感が私にまとまりつく。


瑞は、その感触を確かめるように、洋服の上から私の胸に触れた。


ふと、初めて診察してもらった時のドキドキを思い出す。
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