再会は魔法のような時を刻む~イケメンドクターの溺愛診察~
でも、目の前にある瑞の肉体美には、まだ全然慣れなくて。


もしも、こんな体に抱きしめられたら…


って、ダメダメダメ!


そんなことを一瞬でも想像してしまった自分が恥ずかしくなった。


私は、必死で頭の中からその有り得ない妄想を追い出した。


それにしても、私達のことを周りはどんな風に見てるんだろう。


ただの幼なじみだって、わかるのかな?


カップルに見られたりは…しないよね?


ううん、する訳ない!


私と瑞じゃ、あまりにも見た目に差があり過ぎるんだから。


相変わらず、知らない間に勝手に人気者になってる瑞。


1人だけ隠し撮りもされてるし、私と離れた時なんて、女の子達に声をかけられてる。


きっと、モデルか何かと間違われてるんだろうな。


ずっとキャーキャー言われてるのに、全然気づいてないのかな?


それとも気づいてて無視してるの?


全く知りません…みたいな表情で、さっきからずっと私だけを見てくれてるけど…


瑞って、不思議だよ。


こんなにモテるのに、彼女いないとか。
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