再会は魔法のような時を刻む~イケメンドクターの溺愛診察~
自分に自信がないゆえに発生する、恋愛に対するマイナス思考。


経験の少なさも致命的だ。


色んなことが、私の人生においての幸せをとことん邪魔してる。


過去も、今も、きっと…


未来も。


このままだと、本当にダメだよね。


ああ…もっと…


自分の卑屈な気持ちを弾き飛ばして、スカーっとした気分で生きてみたい。


花に囲まれてることは幸せだけど、仕事人間で終わるのは、ちょっと寂しいもんね。


ずっと温泉に浸かってて、少しのぼせてきた。


『もう、出よ…』


脱衣場に1歩入ると、少し涼しくて気持ちいい。


着替えて、髪を乾かして、いつもと同じようにアップにした。


そして、軽く化粧もした。


もし、瑞が昔のままの容姿だったら…


私は、化粧なんてしないですっぴんでいたかも知れない。


相手によって変えるなんて、考えてみたら失礼な話だ。
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