再会は魔法のような時を刻む~イケメンドクターの溺愛診察~
自分に自信がないのは昔からだけど、最近は、容姿についてもいろいろ悩むことが多くて。


久しぶりに、半年前に彼氏が出来たけど、その彼氏が私のことをどう思ってくれてるのか、今、すごく不安で。


だって、何も言ってくれないから…


例えば、好きとか、可愛いとか。


本当に可愛くないから、可愛いって言えないのかも知れないけど…


でも、付き合ってるんだから、せめて好きって…


やっぱり、言って欲しいなって。


それって高望みし過ぎなのかな?


そんな思いを抱えながら、それでも、仕事は毎日頑張っている。


大好きな花達に囲まれてる時だけは、そんな余計なことを考えなくて済んでるから。


『愛莉さん』


その声に振り向くと、キラキラオーラを背負った賢人君が立っていた。


『あ、ごめん、何?』


『すみません、これって…これで合ってますか?』


賢人君は、私からいろいろ学ぼうとしてくれてる。


こんな私を先輩として見てくれてるんだから、ごちゃごちゃ悩んでないでもっとちゃんとしなきゃね。


私は、賢人君の指導係としての自分に喝を入れた。
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