再会は魔法のような時を刻む~イケメンドクターの溺愛診察~
まだまだ、たくさん不安はあるけど、今は瑞とのこの生活を楽しもうと気持ちを切り替えた。


瑞と再会して私の全てが変わって、いろんなことが思いもよらない方向に動き始めてる。


まるで…


魔法にでもかけられたみたいに。


瑞は、順番に部屋を案内してくれた。


私の部屋、瑞の部屋、キッチン、リビング、お風呂、トイレ、ウォークインクローゼット。


どこも綺麗で、一流のホテルみたいだった。


週に1度、業者さんに頼んで掃除してもらってるらしい。


私は少ない荷物を一通り片付けた。


『座って』


『あ、うん。ありがとう』


休憩しようと言ってくれた瑞に促され、私達は大きなゆったりとしたソファに少しだけ離れて座った。


かなり広いリビングに2人でいると、ちょっと気まづい。


静かな中に、息遣いまで聞こえる。
< 84 / 185 >

この作品をシェア

pagetop