再会は魔法のような時を刻む~イケメンドクターの溺愛診察~
『本当に…瑞なの?』


『だからそうだって。まあ、見た目はちょっと変わったかもな。愛莉は全然変わらない。すぐにお前だってわかった』


それは褒め言葉?


それとも、嫌味?


でも、とにかく、この人の正体がわかってホッとした。


菅原 瑞(すがわら みずき)。


私の幼なじみ。


年齢は4つ上。


私が高校2年まで家が近所で、ずっと仲良しだった。


だけど…


私の知ってる彼は…


明らかに今とは違う。


そう、昔の瑞は、身長こそ高かったけど、もっとぽっちゃり…ううん、かなり太ってた。


それに…


顔が…こうも変わるもの?


もしかして…


『何?人の顔ジロジロ見て』


『瑞、整形した?』


聞いてしまった…


だって、ちょっとどころじゃなく、あまりにも昔と違ってるから。


『は?整形なんかするわけない。痩せたらこうなっただけだ』


『そ、そうなんだ…』
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