離婚前提マリアージュ~エリート副社長と育てる愛の花~
梓は定時で仕事を終えて先に退社する。
俺は店内の巡回に回った。

閉店間際の店内。
最後のお客様を見送り、シャッターが閉まっていく。

俺は『セボン』に足を運んだ。
「高屋副社長」
店の片づけをしていた神戸先輩が先に俺の姿に気づいて声を掛けて来た。

「今日の売り上げがどうですか?」

「まだ・・・レジの締めはこれからです…」

「そうだ・・・久しぶりに飲みに行きませんか?」

「構いませんが…奥さんを一人にして大丈夫ですか?」

「大丈夫ですよ」


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