離婚前提マリアージュ~エリート副社長と育てる愛の花~
雅樹さんが先に入浴、私がその後にバスルームに入った。
バスルームも豪華で、床は全て人工大理石、ミスト付きのミニサウナもあり、ジャグジー付きの浴槽でオトナ四人ほどが浸かっても十分な広さがあった。

ホテルの大浴場かと思うほど。

私に気遣ってか浴槽には色とりどりの薔薇の花弁が浮かんでいた。

彼の細やかな演出。

幾ら鈍感な私でも彼の下心が見えないワケではなかった。

一応念入りにカラダと髪を洗って、彼の用意したバスローブに身を包んだ。

バスローブはフカフカした厚めのホテル仕様。

彼はリビングルームのソファに腰を下ろし、膝の上にはタブレットを置き、仕事をしていた。

表情は真剣そのもの。
声を掛けるのも憚れた。

でも、彼の方が私に気づき、顔を上げて口角を上げて軽く微笑む。



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