予想を超えた政略結婚
私は関西国際空港から那覇空港へ
荷物を預けていたので
受け取るまでにかなりの時間を要した。
一方相手の人は羽田空港から到着して
荷物は機内に置いたので
すぐに降りて来たようだ。
なので被害にあった時刻は
この人は到着して間がない時だったので
犯人ではないと確証された。
「違うんですか•••」
と肩を落とす私に
「違うんですかと言う前に
他に何か言うことはないのか?」
と相手の人は責めよってくる。
「す•すみません すみません
すみませんでした」
ただただ平謝りを続け
最後は泣きそうになるのを堪えていた。
「もういいわ
今後気をつけろよ!」
「迷惑をおかけしたのに
今後気をつけろよなんて
エールを頂いてありがとうございます」
すると相手は少し「変な女」と
言いながら微笑んだ
こうして改めて見ると
イケメンでカッコよかった。
「専務!それより急がないと大変ですよ
だから一便早く乗ろうと言ったのに
そろそろその何とかなる!と言う精神
やめた方がいいですよ」
「余計なお世話
さっ!行くぞ」
2人は私の前から去っていった。
2度と会わない人
その時にはそう思っていた。
これが運命の出会いだったのだ。
「さて!お嬢さん
荷物がなくなった経緯を
詳しくお聞きしましょうか?」
「詳しくもなにもさっき
話したまでです」
警察官が相手に名誉毀損で
訴えられなくて良かったと言われた。
これからは落ち着いて
咄嗟の判断をしないようにとも言われた。
キャリーケースに入ってるものは
着替えと化粧品などで
金銭的なものは入れていない
それが不幸中の幸いだった。