予想を超えた政略結婚


「いいですね!
こんないい部屋に泊まれて
さすがお金持ちですね」


「経費だから!なんでも経費っ!
こんなこと言ったら悪いけど
さっきのお店も接待として経費」


「そうなんですね」


そう言えばうちの親もよく領収貰って
経費として使ってたな。


ルームサービスでつまみと
酎ハイや焼酎やビールに日本酒など
「誰がこんなに飲む?」と言うくらい
色んなものが運ばれてきた。


開けなければ返却すればいいから!って
普通そんなことが出来る?


「そんな特権使えるんですね」


「ここのホテルは自社と取引あるからね
普通頂いても良いと思うけど?」
なんてニャッと笑って見せた。


「何飲む?」
専務さんは焼酎を
私はレモンの酎ハイを選んだ。


「貴方の奥さんになる人って
どんな人ですか?」


「どんなとは?」


「芸能人で言うと誰に似てるとか」


「うーんどうかな?」


「どっちからの告白ですか?」


「どっちだろう?」


「もーーー!!!
ちゃんと答えてくださいよ」


「答え聞いてどうする?」


「わー良いなぁーとか人の幸せ話で
こっちも幸せ気分になれるんですよ
酒のつまみみたいな物ですよ」


「ふーん!変わってるね
じゃあ逆に聞くけど
君の相手の男はどんな人?」


「うーん 一言で言うと
オレ様系ですかね」


たぶんそうだと思う
一度しか話してない
しかも電話越し
それでもオレ様って言うのは実感した。


「オレ様系かー
亭主関白ってところか?
金絡みで結婚だから
金に物言わせて言う事は聞け!的な?」


「そこまでじゃないと思うんだけど
そう思いたいけど・・・
どうでしょ?どう思います?」


「こっちに聞くなよな」


「ただ思うのは
もっともっとドキドキするような恋愛を
沢山しとけば良かったなーって」


「その相手とこれから
ドキドキすれば良いじゃん」


「はぁーーー
貴方にはわからないですよね」
ため息つきながら返した。


「分からないわけでもないけど?
人の振り見て我が振り直せって
言葉があるけど
君の相手に似たところもあるなーって
ふと思って」


「貴方が???
全く違うと思いますよ
貴方は優しいところありますから」


「へぇーーーそう?」


「うーん そうだと思います」


「なんだ適当か!
ほら!飲め飲め」と酎ハイを渡された。




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