予想を超えた政略結婚
そして
「はい!」といきなり出された手に
ビックリしていると
「恋人って言えば手を繋ぐくない?
そこからスタートだよ」と
専務さんもお酒が入ってやけに陽気。
戸惑いながら手を握り返すと
手汗が出そうになるくらい
体温が上昇。
「ヤバいです!ドキドキがヤバい
もうドキドキ感味わいました」
「おいおいもう?早くない?」
「だってぇ
いきなり手を繋いでくるから」
「え?手を繋いだ事もないわけ?」
「あります!ありますよぉ〜」
慌てて否定する私を笑ってるだけ。
「君の名前は?」
「玲華です」
「玲華ね!オッケー!」
すると専務さんは
ーーーれ•い•かーーーと
私の名前を呼んで見つめてくる。
「もぉーやめてくださいよぉ〜」
「クククッ」
「あたしの反応楽しんでるでしょ!!!
専務さんセコイ!!!」
「専務?さん?
オレは寛樹!
恋人呼ぶのにそれあり?」
「ひ•ひろ•ひろ•••」
「もぉーーーそのウブさ ウザっ!
わざと???」
「酔いが覚めそうです」
「じゃあまた飲め」と言うので
手を出すと手渡されるのかと
思っていたら自分が飲んでいた。
「え?くれるんじゃないんですか?」
「いるの?」
「飲めと言うから」
「下さいと言ったらあげるよ」
「何それ あはは
意地悪ですね」
「欲しい?」
「ほ・欲しいです」
するとまたぐいっとそれを飲んだ。
「はぁーーー???なにそれーーー」
と言ってる途中
急に顔を包むように持たれ
グイッと少し上げられ唇が唇に触れた。
舌でこじ開けられ
そこから酎ハイが私に流れ込んだ。
「ち・ちょ・ちょっと」
体を押し退けた。
「欲しいって言うから!」
「もーーー恥ずいです!
恥ずすぎる!!!」
「もう要らない?」
「・・・・・」
「要らないの?」
「・・・欲しいです・・・」
それから何口か口移しで
酎ハイを飲んだ。
完璧酔っ払ってしまった。