予想を超えた政略結婚
度重なる偶然


カーテンの隙間から光が差し込んできて
眩しさで目が覚めた
久しぶりにぐっすり眠れた気がする。


そっと隣に寝てる人を見ると
「えっ!!!」
寛樹さんとバッチリ目が合った。


「お・起きてたんですか?」


「ああ・・・」


「いつから?」


「ほとんど寝てない
玲華の寝顔見てると面白くて
寝るのが勿体無くて」


「面白い?変な顔してましたか?」


「色々と・・・」


「もぉーーー!いやだぁー」
と背を向けた。


その時何も身に付けてない事に
昨夜のことを思い出して
急に恥ずかしさが込み上げ
エビのように丸くなった。


「れ・い・か」と肩を持ち
自分の方へ向きを変えさせようとした。


玲華・・・。


「もぉーーー
もう魔法は解けました」


「は?」


「恋人ごっこは終わってますよ
ありがとうございました
幸せでした」


「魔法は解けた・・・か
シンデレラになった気分か?」


「そうですね
最後に幸せをありがとうございました」


「はぁ。。。」


ため息つかれてしまった。


「ため息つかないでくださいよぉ〜」


「はぁ。。。」


わざとか?というくらい
大きなため息を何度も何度も付く。


「酔いが覚めて目の前に
変な女と寝ててガッカリきてるのは
分かってますよ
お互いかなり酔ってましたし
お互い了解済だったんで・・・
これからはお互い結婚するんだから
二度とこんな過ちをしないように
あまり飲みすぎないようにしましょうね」


「お前なぁ。。。」


と抱きしめてきた。


「まだお酒抜けてません?
大丈夫ですか?」


「大丈夫じゃない
頭痛いし二日酔い真っ最中
ただ玲華が欲しい」


「え???あはは
ダメですよぉ〜」


と言いつつも求められて
嬉しい気持ちでいっぱいだ。






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