予想を超えた政略結婚
ピアノを代わりに弾いてくれたお礼に
お肉料理が食べたいと言うので
ご馳走することになった。
名前は玲華
その玲華は
間も無く結婚すると言う。
訳あり結婚で
愛もない結婚だと言う。
親の借金返済が主な目的だと言うのだ。
結婚の相手は全く自分に興味がなくて
未来はないと泣いた。
玲華を守りたい
そのお金の何倍でも出してでも
玲華を奪いたい。
玲華から出された
恋愛ごっこ
愛のない結婚をする前に
ドキドキする恋がしたいと言う
後腐れない恋愛ごっこ。
オレはもう理性は吹っ飛んだ。
自分の親たちは
オレが結婚すればそれでいい
相手なんか誰でも良いはずだ。
今親たちが勧めている相手と
結婚する必要はない。
自分の結婚相手は
金絡みじゃないと言い張ったが
多少は金が動いているはずだ。
だからそれはそれで向こう側に
こっちから断る慰謝料として
そのまま渡せば良い。
どうやってでも
例え一文無しになってでも
玲華を救って一緒にいたい。
恋って・・・
愛って・・・
こんなにも熱くなるんだ。
オレの横ですやすやと眠る玲華。
絶対に奪う!
地獄の未来から救ってあげる。
すぐに行動に移した。
「丸山起きてる?」
時間はもう日付が変わる手前。
「何なんですか?
何かありましたか?」
「小園玲華について調べてほしい
どこに住んでいるのか?
どんな生活してるのか?」
ピアノ奏者になってもらうため
名前は聞いていたから
フルネームはわかっていた。
「小園玲華?あのクソ女ですか?
また何かあったんですか?
お肉を食べに連れて行くと
言ってましたけど
また問題でも?」
「奪うから」
「はい?寝ぼけてるんですか?
奪う?専務はもう結婚する身ですよ?
立場わかってるんですか?」
「そんなのどうでもいいんだ
あの子も結婚するらしいんだけど
オレは金をかけてでも
オレのものにするつもりだ
だから結婚相手とかも調べてくれ」
「は?あの女に何か
弱みでも握られて脅されてるとか?」
「丸山!!!言って良いことと
悪いことがある!
クビにするぞ!
あいつはそんな女じゃない!」
「わ・わかりました
時間をください」
「早急に頼むわ」
次に電話をかけたのは
祖父だった。