黙って俺に守られてろ~クールな彼は過剰な庇護欲を隠しきれない~
 男らしい彼に優しく微笑まれ、胸がきゅんとときめくと同時に、体の中心に熱がたまっていく。
 
 体のすみずみまで愛情で満たされて、とろけて、あふれていく感覚。
 幸せすぎて、泣きたくなる。
 
 伊尾さんは長身をかがめ涙の滲む私の目元にキスをすると、ゆっくりと覆いかぶさってきた。
 体の下のソファが、ぎしりと鳴った。

「あ……っ」

 伊尾さんの長い指が私に触れている。
 しかも、こんなにいやらしいところばかり。
 気持ちよさと恥ずかしさで、どうしていいのかわからなくなる。

「伊尾さん……、や……」

 腕で顔を隠しながら、イヤイヤと首を横に振ると、伊尾さんが頭上で熱い吐息をもらしながら短く笑う。

「イヤじゃないだろ。こんなに濡れてるのに」

 伊尾さんは私の内ももをなぞる。
 おそるおそる目を開くと、伊尾さんが私の下着を脱がしているところだった。

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