―――ファッション―――
―――それから―――
凛と直哉はデートをすると、自分が高校三年生で、結婚できる。日本人は、男性が十八歳で、女性が十六歳でもある。デートも後、一日で終わってしまう。アメリカ巡りの旅行はとても大好きで、明日から、バイトが始まる所で、色んな色の、コーディネーターもしなければならない―――。ふんわりとした白いパフスリーブや、袖の開いた、茶色い服が、日本人に合う、そう思っていた。
茶色い、チェック柄のコートを見やると、『―――そろそろ、冬なんだ・・・』と、思っていた。
今、高校生の冬休みを使い、今迄、デートをしていた。旅行デートであり、色々と、回っていた。
『―――日本に・・・帰りたくなったら、俺に・・・言えよ?手配・・・して貰うから―――。』
正樹とは、あれから、会う事はなく、2人は結婚できるように、ちゃんと真面目に付き合う事にした。喧嘩したり、仲良くしたり、それは円満でもある証拠であり、ある人が、教えてくれた。自分の事しか考えない人とは、付き合うのは辞めた方が良い、そう言っている日本人がいた―――。
凛は直哉と結婚する事が決まり、婚約指輪を渡されていた。父親に金を出して貰い、四十万円くらいの指輪を買い、凛は指輪を右手の左指に付けるのが、本当の使い方で、左指に付けてはいけない。そう言われている時もあり、とても綺麗な指輪であった。ゴールドの輪っかに、赤と青と緑の宝石が、散りばめられている。アメリカ人の友達は羨ましそうに見やり、『コングラチュレーションズーーー。』と、お祝いの言葉を言ってくれた。指輪は魔除けにもなり、右手に付ける事もある。

―――嬉しいな―――



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