子連れシンデレラ(2)~スパダリ社長の独占欲は極上の愛~
「そのお金は貴方と玲也君の為にと柊也様が渡したお金です。そのお金を実の母親が困っていると言え…柊也様に黙って送金するのは例え、夫婦でも許されるコトではありませんよ…一度ではないでしょ?大体、凛香様は堅実なお方。
ずっと、私はおかしいと思い、申し訳ないですが…貴方の口座の入出金を銀行に頼み、調べさせていただきました…」
「黒沼さん…私・・・」
「柊也様にはまだ何も言っておりません…」
「!?」
バックの中のスマートフォンが光って振動する。
他支店の銀行のATMで私の送金を待っている母からの催促の電話だった。
「出てください…」
私は母の電話に出た。
「もしもし・・・」
――――凛香!!?どうなってるの?お金…まだ、口座に入ってないんだけど。
「ゴメンなさい…お金送金できそうにない…」
黒沼さんの前でこんな惨めな姿を見せるのは嫌だった。
ずっと、私はおかしいと思い、申し訳ないですが…貴方の口座の入出金を銀行に頼み、調べさせていただきました…」
「黒沼さん…私・・・」
「柊也様にはまだ何も言っておりません…」
「!?」
バックの中のスマートフォンが光って振動する。
他支店の銀行のATMで私の送金を待っている母からの催促の電話だった。
「出てください…」
私は母の電話に出た。
「もしもし・・・」
――――凛香!!?どうなってるの?お金…まだ、口座に入ってないんだけど。
「ゴメンなさい…お金送金できそうにない…」
黒沼さんの前でこんな惨めな姿を見せるのは嫌だった。