子連れシンデレラ(2)~スパダリ社長の独占欲は極上の愛~
「勉強になりました…」

「俺は別に…」

俺は長谷川社長を社長室に案内した。

「戻ったぞ…『リバティジャパン』の長谷川社長も一緒だ」

黒沼と凛香は椅子から立ち上がって、長谷川社長に挨拶した。

「初めまして…『リバティジャパン』の…凛香さん?」

「俊吾さん…!?」

やはり、長谷川社長と凛香は拓郎を通して、顔見知りだった。

「…『クリスタル』は退職して…今は『筒見リゾート』で働いてるの?」

「はい…俊吾さんこそ…アメリカから帰国したんですね…」

「・・・まぁ…拓郎が亡くなって…どうしてるかと心配していたんだ…」

「お二人はお知り合いですか?」
黒沼は会話を弾ませる二人に問いかけた。

「はい…亡くなった私の婚約者の中学時代の同級生と言いますか…」

「筒見社長の顔を見た途端…拓郎が生き返ったのかと思い、驚いたよ…」

黒沼は俺の顔を一瞥する。

「…紹介する…彼女は俺の妻であり第二秘書の凛香だ」

長谷川社長は俺と凛香の顔を見つめ、絶句した。

「・・・俺は彼女の婚約者の拓郎のコトは知っている。自分とそっくりだってコトも…だから、大丈夫です…長谷川社長」



< 37 / 150 >

この作品をシェア

pagetop