最後の一夜が授けた奇跡
私は自分の気持ちを必死に落ち着けてから、鏡の前で化粧を直して、仕事に戻った。

いつかこの想いが思い出になることはあるのだろうか。

このつらさがなくなることがあるのだろうか。

律樹を思い出して心が痛まなくなるのだろうか。



この先・・・どうなるのだろうか・・・


そんなことを思いながら与えられた仕事をこなしていった。
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