最後の一夜が授けた奇跡
結局何も買わないままエレベーターに乗り込み、逃げるように最上階へと向かう。



これが現実だ。

石川財閥の令嬢が言っていたように、私は目を背けていたのかもしれない。

ちゃんと向き合っていなかったのかもしれない。

きれいごとじゃない。


私は律樹だけじゃなく、たくさんの人生を狂わせようとしているのかもしれない。

うんん。もう狂わせている・・・。

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