最後の一夜が授けた奇跡
『季里、結婚しよう。』



『季里、3人で幸せになろう?結婚しよう。』



『この子は奇跡の子だよ。本当に。最高のタイミングでここに来てくれた。』



『季里がいてくれたら、この子がいてくれたら、俺なんだって頑張れる気がする。できる気がするんだ。』



朦朧とする意識の中、律樹の言葉を思いだす。
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