幸せアプリ
「私は女の子だった気がする」


あれーーー?


今の声。

どこかで聞いた声がした。



いつも近くで聞き慣れた声。

だけどーーーーーー
思い出せない。




「気のせいじゃ無いなら、誰かがいつも囁いてたあの声は、女の子だったよ。
アプリと、関係あるか分からねーけど」


最初に殺されると震えていた大河は、
机にドカっ、と座り


頭を抱えた。





そうだーーーー。



アプリを始める前に、



女の子の声を確かに聞いた。



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