小動物な後輩君の愛が深すぎる
高校生になっても相変わらずルーズな隼。

夜更かしをやめれば、もう少し余裕持って登校できると思うんだけどな。






4時間目終了後。一目散に教室を飛び出し、猛ダッシュで購買へ。



『おばちゃん! トマトバーガーひとつちょうだい!』

『はいよ~!』

『ありがとうございます!』



小銭と引き換えに、特大サイズのハンバーガーを受け取った。

入学してからずっと狙っていた、限定のトマトバーガー。

やっと、やっと買えた……!



『はぁ……最高……』



匂いを嗅ぎながら教室に戻る。

今日の勝因は、チャイムが鳴る前に授業が終わったことかな。だからか、人に埋もれずに済んだ。
次も買えることを願う。



『遠慮しておきます……』

『ちょっとだけいいじゃん!』

『一緒に食べようよ!』



すると、階段付近から誰かが揉めているような声が聞こえてきた。声質的に、男の子2人と女の子1人っぽい。

無視するのは心苦しかったので、陰に隠れてそっと覗いてみる。
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