俺様上司との不確かな関係~好きになっちゃダメですか?~
『もしもし。何かトラブル?』

『ゆーちゃん。ちがうちがう。トラブってるわけちゃうよ。』

一哉がプッと笑う気配がする。

『じゃぁ何?』

『ごめん。何もないけど電話してもうた。』

『へ?何もないって…。』

『今さ、ホテルの下にいるねんけど…ちょっと出てこれへんかな…。』

『え?下に…いるの…?いや、無理だよ。もうわたしパジャマだし。』

『そう…か。じゃぁ仕方ないな。帰るわ。今って…』

『何?』

『いや…東京って実家戻ったん?』

『東京だけど、一人暮らし。今更実家戻れないよ。お父さん結婚しちゃってるのにさ。』

『それもそうか…。けど、元気そうやし…安心した。』

『うん。じゃぁ…気を付けて帰って。』

『うん。』

電話は切れた。


今更…会うなんて…ダメだよ。一哉…。


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