俺様上司との不確かな関係~好きになっちゃダメですか?~
ところが…
家にもいない…。
マンションの窓は真っ暗で…結菜の気配が感じられなくて、居留守を使ってるふうでもなかった。

どこいったんだよ…?

北斗に電話してみる。

結菜が親しいのなんて北斗くらいしか思いつかない…。

『もしもし。香港帰り?どうだった?システム的にうまくいきそう?』

『ああ。上々だ。また来週おまえと打ち合わせしないといけないな。
ってそれはいいんだけどな。結菜から連絡ってなかったか?』

『へ?ないけど…?なんかあった?』

北斗の心配そうな声色からはウソをついているとは思えない。

『ああ…。北海道から帰ってきてるはずなんだけど、家にもいなくて、携帯の電源切ってるし…』

『え?事故とかじゃなくて?』

北斗が声をあららげた。

俺は、今日あった三鷹との一件と、おそらく結菜が三鷹が家にいるときにマンションを訪れ、怒って何も言わずに去っていったことを説明した。

『はぁ?三鷹さんってそんなことすんの?クソだな。』

さわやかな顔立ちの北斗がこんな口悪いって世の女どもは知ってるんだろうか…?

『父さんに言って秘書なんてやめさせればいいじゃん。』

『ああ。それはまた来週話しに行くよ。それより今は…結菜だ。
あいつが他に行きそうなとこなんて…想像つかないんだよ…。』

はぁ~…
思わずため息がもれる…。

『俺もわかんないな…。いや、もしかしたら、城田さんとこ行ってないかな?』

城田?
たしかに仲いいけど…

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