俺様上司との不確かな関係~好きになっちゃダメですか?~


「橘さん。今日のお弁当もいけてんじゃん。」

前の席から顔をひょっこりのぞかせてわたしのデスクをのぞいたのは城田さん。

歓迎会で話して以来、よく話すようになったし、この間ははじめてサシで飲みにも行った。

サバサバ系の女子で話しやすくて仲良くなれそうな気がした。

「うん。ちょっと頑張ってみた。日曜日暇だったから大量に弁当おかずしこんどいたの。」

「へぇ。暇だったんだったら呼んでくれたら遊んであげたのに。」

「ほんと?それなら今度からそうする…。」

「橘さぁん。カレシいないんですかぁ?」

城田さんのとなりから増田さんがメロンパンをほおばりながら言った。
新卒2年目のいまどきの子ってカンジのガーリー系の女子で、くりくりおめめのかわいい顔をしている。

「うん。まぁね。」

「なにそのあいまいなかんじぃ~。もしかして、橘さんって木内さん狙ってますぅ?」

は?

「ね、らってないけど。」

「ほんとですかぁ?けど、木内さん、橘さんのこと狙うって言ってましたよ。」

わたしを狙う…?って。

「いや、ないない。ないでしょ。」

「そうかなぁ。だって、歓迎会のときいいかんじでしたもん。」

何なのそれ。

めんどくさいわ。

狙うとか狙わないとか。
そんなん、どーでもいいのに…。

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