俺様上司との不確かな関係~好きになっちゃダメですか?~
北斗は電車の方向も同じで、わたしの2駅手前だった。

「家まで送らなくて大丈夫?」

「うん。まだ9時半だし。」

「ん。じゃ。」

手をあげて降りて行く北斗。

うーん。様になってる…。
イケメンってほんと得だよね…。

駅を降りてスーパーで買い物をして歩いてたらスマホが鳴ってるのに気づいた。

『おい。今どこにいる?』

部長だ…。
声がでかい…。
やっぱり機嫌悪い…。

『もう家着きます。』

『ふうん。そうか…。』

『どうかしましたか?』

平日に電話なんてめずらしい。今日から九州に出張のはずじゃなかったっけ?

『何もなかったら電話したら悪いのか?』

『え?だっていつも今から来いってときしか電話しないじゃないですか?』

『あ…まぁそれはそうなんだけど…。』

『……』

『じゃぁ、いまから来い。』

『はぁ?九州にいるんじゃないんですか?』

『そうだけど…。いや、じゃぁ明後日俺のマンションで待ってて。九州から帰るし。』

『水曜日ですよ?』

『水曜日でも関係ないだろ?来い。』

『え?でもわたし遅くなりますよ。水曜日は神谷で打ち合わせなんで。』

『何時になってもいいから。木曜日は俺の家から出勤すればいい。じゃぁ待ってるからな。』
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