ストックホルムの恋人

お洗濯

昨日は大変な目にあった...


目が覚めるともう次の日の太陽が部屋の中を照らしていた。
天気は良いのに私の心は曇ったままだ。
彼はもう出かけているらしくリビングルームに出てくると部屋の中で干してある洗濯物が目に付いた。




彼は臭いを気にする性分らしく、毎日私の服も含めて洗濯をしてくれる。
しかし、何故か洗濯物をベランダに干すことは無かった。


こんなに晴れているのになんで部屋干しなんかしているんだろう。



そうだ!
外に出るのは怖いけどベランダくらいなら平気だ。
今日は大好きな彼のために洗濯物を私が干してあげよう。
太陽にたくさん当たって乾いた服は、きっといい匂いがするに違いない。
彼もきっと喜んでくれるよね!



外に干したおかげで夕方になる前にはしっかりと乾いていた。


洗濯物を畳んでいる私はなんだかお嫁さんになった気分♪
このまま夕飯の支度と行きたいところだけど、私は料理が出来ないの。ごめんね。
< 7 / 10 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop